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音源(シンセサイザー) |
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音源(シンセサイザー)には、大きく分けるとアナログ・シンセサイザーとデジタル・シンセサイザーの種類があります。
デジタル・シンセサイザーには、FM音源、PCM音源、およびバーチャル音源(モデリング)があります。この中で、DTMとして最も使われる音源がPCM音源です。
PCM音源には、GMフォーマット、GSフォーマット、およびXGフォーマットなどの各フォーマットに対応した音源と対応して無い(互換性が無い)音源があります。
フォーマット |
説明 |
GM |
MIDI規格に対応フォーマット |
GS |
ローランド社のフォーマット |
XG |
ヤマハ社のフォーマット |
マルチ・チェンバー
各パートの音色(PianoやBassなど)やドラム・セットなどを、一台で同時に再生する音源をマルチ・チェンバーと呼び、16パートや32パートを同時に再生できます(パート数は音源によって異なります)。
同時発音数
音源には、同時に発音できる数(ボイス)が、個々の音源によって定められています。同時発音数は、64ボイスや128ボイスが一般的です。
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フォーマット(モード) |
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GMフォーマット(GM1)
GM(General MIDI)1とは、音源のMIDI機能の仕様を、メーカーを超えて標準化することを目的とした推奨仕様です。GM1に合致した音源やミュージックデータにはGMマークがついており、GMマークのついたミュージックデータは、GMマークつきの音源であればどれでもほぼ同じ演奏表現ができます。
GM2フォーマット(GM2)
GM2とは、GM1では規定されていなかった音色のエディットやエフェクトなどの動作仕様を細かく規定したり、音色を拡張することによって、より高度な演奏表現と互換性を実現させるために決められた推奨仕様です。GM2はGM1の上位互換なので、GMマークのついたミュージックデータも正しく演奏することができます。
GSフォーマット
GSフォーマットは、ローランドの音源の共通仕様です。GM1の仕様に加え、音色の数だけでなく、音色のエディット、エフェクト(リバーブやコーラス)などの機能を細かく規定することにより、互換性をさらに高めています。また、将来のニーズにも柔軟に対応できるよう、新しい音色の追加や、機能の拡張性についても十分考慮されています。
GSフォーマットは、多くの機種が発売され、それに伴いGSフォーマットも拡張されてきました。GSフォーマットは、拡張された多くの機能が使用できますが、インターネットで公開するさいGSモードで再生する音源はQuickTimeです。このQuickTimeはQuickTime3からGSフォーマットに対応し、SC-55mkU相当のGSフォーマットに対応しています。(QuickTimeとVSCが同じGSフォーマットであってもサウンドは多少異なります。)
XGフォーマット